もともとは将来の給料を担保に現金を融資する「給料ファクタリング」による被害が流行。
「給料ファクタリング」はニュースなどでも取り上げられ社会的な問題となり金融庁は貸金業にあたると発表し、警察当局が摘発を強化しました。
その後、摘発により衰退したかと思われた「給料ファクタリング」は「後払い現金化(ツケ払い)」へと形を変え、給料ファクタリング業者のほとんどが現在はこの「後払い現金化(ツケ払い)」に事業転換している模様。
価値のない商品を販売し、購入後にレビューを書いたりイイネを押すことでキャッシュバックを受け取れる。 商品の代金は一か月後の給料日に支払う(後払い)。 購入時にはお金はかからずキャッシュバックのみ受け取ることができることから、お金に困っている人達に利用されていますが、給料日には高額な商品代金の支払いに追われることになります。 商品としてよく利用されるのは風景写真(デジタルアート)、ギャンブル攻略法などの情報商材、英会話教材など。 商品の販売を装っていますが実際の商品に価値はなく、実態は高利貸し(ヤミ金融)と同じ。
ほとんどの「後払い業者」は独自のWEBサイトなどを所有しており、インターネットなどから幅広く集客しています。WEBサイトではポップな写真やイラストを使用し、違法性を感じさせず、安心感から被害に合う人が急増しています。 WEBサイトやLINEなどから手軽に利用できる為、その利用者は金融ブラックの方、主婦、20代~60代などと幅広いです。
金融庁より「後払い現金化(ツケ払い)」への注意喚起が公表され、程なく新たな業態として「先払い」買取現金化業者が増えてきた。その実態は以下である。
一般的な買取業者(質屋など)は、商品を査定し、相場価格に見合った額で買い取るものである。
しかし「先払い」買取現金化業者は、買い取る商品(アイフォン、任天堂スイッチなどのゲーム機)などの適当な画像を送らせ、査定額と称して現金を送金する。
※但しその金額は買取の相場価格とは異なるものである。
その後、7日以内に商品の発送をキャンセルさせ、キャンセル料や違約金の名目で支払いを迫る。
表向きは古物商許可証を取得するなどしているが、あくまでもキャンセル料等を振り込ませることが目的でその実態は闇金融である。